雨漏り修理をコーキングのみで終わらせるリスクについて
2022/09/16
山田工芸広報担当です!
最近よくインターネット広告にて「雨漏り修理二万円!」と書かれたものを見かけます。
このように謳われている施工内容は、『雨漏りの箇所にコーキングを打つこと』がほとんどです。
コーキング材は一本千円程度のため、二万円でも商売が成立します。
確かに雨漏りの箇所にこのコーキングを打てば、数か月~数年程度は、その箇所からは雨漏りが止められる場合も多いです。
ましてや雨漏りは急に生じることも多いため、お客様もあまり費用を掛けたくないお気持ちも非常にわかります。
しかし山田工芸では、コーキングのみで雨漏り修理を行うことを推奨しておりません。
理由としては、コーキングの雨漏り修理は根本的な解決手段ではないためです。
雨漏りが起きている時点で、家の経年劣化や不具合が生じています。
コーキング処理は、あくまでその応急処置であり、家の穴をとりあえず防いだイメージです。
しばらくはそれで雨漏りは止まりますが、経年劣化が起きているということは、他の箇所からもまた雨漏りが起きる可能性が非常に高いです。
そうなると、雨漏り修理のイタチごっこの始まりです。
一個所直せば、また翌月に別の箇所から雨漏りが起き、その度に業者を呼んでコーキングを打ちます。その都度数万円の費用を払います。
結果として、初めから全面の屋根リフォーム、外壁リフォームをする方が経済的にお得になる場合がほとんどです。
とは言え、屋根リフォームも外壁リフォームも多額の費用が必要です。
山田工芸では上記の通り一気に全面屋根外壁リフォームをお勧めしていますが、お客様も様々なご事情があるため無理強いは絶対にしません。
もちろんコーキング工事も快く承っておりますが、コーキング処理のみによるリスクもご存じ頂ければと思います。