屋根のドーマーについて
2022/08/08
山田工芸広報担当です!
横浜には素敵な戸建て住宅がたくさんあります♪
その中でも、よく施工させて頂く少し変わった屋根がありまして、ドーマーと呼ばれるものです。
ドーマーとは下記のように、屋根から突出したものを指します。
これは元々ヨーロッパにて、屋根裏の環境を向上させる目的のものです。また景観としてもお洒落ですよね。
屋根裏環境の向上の意味合いでは、ドーマーの窓から換気・採光を行うことで、屋根裏スペースの住環境が良くなります。カビの防止や家全体の通気性が向上します。
景観としてもドーマーがあるだけで、ヨーロッパ建築風になります。ヨーロッパ風のお家が好きな方には是非おすすめの造りですね。
ただ屋根修理という観点では、雨漏りリスクが高まるものでもあります。
理由としては、単純に屋根の形状が複雑になるため、収め方に技術が必要だからです。
新築時に施工する屋根業者さんによりますが、恐らくそこまで多くの屋根職人がドーマーに慣れているわけではない場合が多いです。
屋根工事はその場だけで屋根の機能を発揮させるのではなく、10年、20年先を見て雨漏りがしないように、
台風等が来ても影響を受けないように考えながら施工することが求められます。
そのため、ドーマーを取り扱うとなると、目の前の施工に必死で、数十年先を予想した施工ができる屋根職人は更に少なくなります。
何が言いたいかというと、上記の理由からドーマーの一戸建てに住まれているお客様から雨漏り修理依頼は非常に多いです。とても雨漏りしやすいんですね。
また突出している分強風時には常に正面から風を受け止めるため、破損のリスクも大きいのです。
屋根修理の観点で、ドーマーがあることのメリットもあります。
まずはお客様自身で屋根のチェックをしやすいことです。
ドーマーには窓が付いているため、そこからドーマーを含む屋根の状態を見やすいです。
(※危険なことは絶対にしないでください)
我々屋根修理業者も現場調査時の際はドーマー部分からよく確認させて頂きます。
実は屋根修理のご依頼を頂く際に,既に雨漏りが起きてしまっている、知らぬ間に屋根がボロボロになって下地から全て交換した方が良いところまで来てしまった。という旨の依頼は非常に多いです。
確かに日頃の生活で屋根のことを考える機会などほぼないに等しいかと思います。そもそも数十年に一度は屋根メンテナンス工事が必要であることをご存じではない方も多いです。
そのような中、ドーマーがあることで屋根を見る機会が多いため、ドーマーのある一戸建てに住まれているお客様からは、既に雨漏りが起きてしまっている、ということは比較的少ないイメージです。
また余談ですが、ドーマーは良い意味でも悪い意味でも日光をよく受けます。
そうなると、それだけ部屋の室温は上がってしまうため、窓ガラスは通常のものではなく、
ペア(2重)ガラス、トリプル(3重)ガラスにすることをおすすめしています。
長くなりましたが、山田工芸は屋根修理の専門店です。
そのためもちろん屋根修理には圧倒的な自信を持っているため、特殊なドーマーでも多くの経験を積んでいます。
他の屋根修理業者に言っても雨漏りが止まらない、という場合でもお気軽にお問い合わせください。
横浜市内だけでなく、神奈川県や東京都でも対応可能です♪