横浜市神奈川区にて屋根修理(瓦屋根からしおさいに葺き替え工事)
2018/12/20
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市神奈川区にて屋根修理のご依頼を頂きました。
ご依頼のきっかけは瓦屋根からの雨漏りが原因です。
現地調査をさせて頂いたところ、瓦屋根の経年劣化がひどく下地まで雨水が侵入しておりました。
特に、下屋根の立ち上がり箇所からが主な原因となっていました。下地まで劣化が進行してしまうとカバー工法では修理が難しく、今回は葺き替え工事をご提案させて頂きました。
葺き替えの屋根材には優れた耐久性と軽量で耐震性を誇るガルバリウム鋼板の「しおさい」をご提案させて頂きました。
雨漏りリスクを最低限に抑えられるよう、防水シートには田島の「pカラーEX+」改質アスファルトルーフィングを使用。
貫板は樹脂製の「タフモック」を使用致しました。貫板は木製の場合、経年劣化により棟板金を固定するための釘が浮き、台風などで飛散するリスクがあり、定期的なメンテナンスが必要です。
屋根修理は細かく行うよりも、一度にまとめてリフォームすることで長い目で見た場合コストダウンに繋がります。
施工前の様子
こちらは施工前の様子です。
雨漏りは特にこちらの下屋の立ち上がり部分から侵入していました。
下地まで浸透していたため大屋根と下屋の両方の葺き替えを行っていきます。
施工の様子
今回の施工は瓦屋根からしおさいへの葺き替えですので、まず既存の瓦を撤去します。
野地板(コンパネ)
瓦屋根を撤去後、下地を入れて針葉樹12mmの野地板を張り付けます。
経年劣化によって屋根の葺き替え工事を行う際は、新しく野地板を張る必要があります。
新しい屋根材は野地板に釘を固定して留めていきますが、既存の屋根材を剥がした際に野地板が傷んでしまいます。
また、年数が経過した野地板も古くなり傷んでいることがほとんどです。
ルーフィング
野地板を張り終えたあと、その上に防水機能を果たすルーフィングを敷きます。
今回使用するルーフィングは田島の「pカラーEX+」です。
改質アスファルトルーフィングとして優れた基本性能とコストパフォーマンスを誇る下葺き材です。
ルーフィングは二字防水ともいわれており、野地板への雨水の侵入を防ぎます。
しおさい葺き
これにて大屋根部分の屋根材葺きはほぼ完了です。
棟板金
そして棟部分の葺き替えです。
下地部分に樹脂製の貫板「タフモック」を取り付け、板金カバーを取り付けます。板金カバーが重なる箇所にコーキング処理、破風や外壁部分の補修も合わせて行い大屋根完工です。
下屋根の葺き替え
今回雨漏りの原因になった下屋根の葺き替え工事です。
大屋根と同じ工程で進めていきます。
下屋の野地板増し張り
下地の上に野地板を張り付けます。これにて下地が新調され、雨漏りの心配などもなくなります。
下屋のルーフィング施工
そしてその上に防水シート(ルーフィング)張り付け、二字防水により屋根を強化します。
下屋のしおさい葺き
しおさい葺き、ケラバ包み付け、ケラバ、タフモック、雨おさえの取り付けが完了です。
外壁と接する取り合い部は雨漏りのリスクが高いためルーフィングの立ち上げの高さに注意しながら施工していきます。
こうした取り合い部からの漏水は、木造住宅では雨漏りだけでなく、シロアリ発生の原因にもなってしまいます。
完工
各所、棟を取り付けて完工です。
工事後に得られる効果
葺き替え工事により、雨漏りの心配が解消されました。
今回しおさいに葺き替えたことで、美観性、耐久性、雨漏りの処置はもちろん、屋根の軽量化により家の負担が軽減致しました。
近年では本当に災害も増加しています。屋根の軽量化により安心して過ごせるように是非このような施工もご検討ください。
横浜市で屋根修理をご検討の際は、是非、山田工芸にお任せ下さい!
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工事の概要
現場住所 | 横浜市神奈川区 |
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施工内容 | 屋根修理(葺き替え工事) |
施工箇所詳細 | 屋根フルリフォーム |
施工期間 | 約2週間 |
使用屋根材1 | しおさい |
使用屋根材2 | 下葺き材:pカラーEX+ |