藤沢市横富にてエコグラーニ屋根カバー工法
2021/09/21
先日、藤沢市横富にて行った屋根カバー工法の様子をお届けいたします。
まずは施工前の屋根の状態をご覧ください。
今すぐ修理をしなければ雨漏りに繋がるというような急を要する状況ではありませんが、ご覧の通り屋根材の小さな破損や色褪せ、劣化等が多く見られます。
今回のようなスレート屋根の寿命はおよそ30年前後だと言われております。
古くなったスレート屋根を全面改修する場合は「カバー工法」もしくは「葺き替え」を選択することになります。
屋根にとって理想のリフォーム方法は「葺き替え」です。古い屋根材を全て剥がし、新しい屋根材に張り替える工事が最善の工事方法です。
ただし、カバー工法は予算と工期を抑えて工事をおこなうことができます。特にアスベストが入っているスレート屋根の葺き替え工事費用はかなり高額になってしまいます。
そのため、費用対効果や将来求める屋根(住宅)の耐用年数などを考慮し、カバー工法を選択されるお客様の方が多いのが実情です。
もちろん、古いカラーベストがかなり傷んでいる屋根(築30年以上の屋根)や雨漏りが生じている屋根はカバー工法ができないため、その場合は葺き替えをおこなうことになりますが、今回のように屋根の状態が比較的良好な場合に限り、カバー工法を行うことができます。
まず、既存の屋根材の上からルーフィングを敷いていきます。
ルーフィングは、屋根材の下から雨水の侵入を防ぐ二次防水的な役割を持っています。
基本的に屋根工事の時にのみ姿を表すものなので目立つ存在ではありませんが、水が一番の天敵である屋根にとってはとても大事な存在ですので、隙間無く丁寧に貼り詰めていきます。
ルーフィングを敷き終えましたら、新しい屋根材を設置していきます。
今回使用した屋根材はディートレーディングの『エコグラーニ』です。1㎡あたり5.8㎏と大変軽量のため耐震性に優れています。金属屋根材のため、断熱性能や雨音が不安な方もいらっしゃると思いますが、表面に付着している石粒によって雨音はかなり軽減されます。また、屋根カバー工法ですので騒音に関しては問題はないと言えるでしょう。
加えて、カバー工法ですと屋根材が二重になるため断熱性能が向上します。葺き替えの場合は断熱材等が付いていませんので、屋根裏や屋根材の下地に何らかの断熱機能を加えた方が良いかもしれません。しかし、スーパーガルテクト等屋根材に断熱材と一体化の屋根材もありますので、「断熱機能を他に付けるのは…」とお悩みの方は、以上のような屋根材でお選びいただくと選択肢が広がるかと思います。
一般的にエコグラーニは、ジンカリウム鋼板の石粒仕上げと言われていますが、このジンカリウム鋼板とは、近年注目され屋根外壁共に使用されているガルバリウム鋼板と同じ材質、組成もほとんど変わらないものなのです。
石粒のコーティングは、長期間に渡り塗り替えを必要としない屋根材です。金属屋根材が他の屋根材に比べ軽量なのはご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。その中でもエコグラーニは、ディートレーディングの屋根材の中でも最軽量で住宅に負担をかけることなく、屋根の状態を維持してくれる優れた屋根材です。
大屋根の施工が終わりましたら、下屋根も同様にルーフィング張り、屋根材設置と施工をしていきます。
下屋根の施工も終わりましたら、これにて完工となります。
山田工芸では細部に至るまで、屋根職人がこだわりをもって丁寧かつ確実に施工を行い、皆様の生活をお守りします!
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