神奈川県厚木市にて屋根上葺き工事
2021/04/04
先日から、神奈川県厚木市にて屋根上葺き工事に着工しております。
本日からそちら現場の様子をお送りいたします。
まずは、屋根材の下に敷く、防水の要となるルーフィング張りからです。
屋根は屋根表面の屋根材だけで建物を雨から守っているのではありません。
そして、雨は液体のため、どんな隙間からでも建物内部に侵入してこようとします。
「それなら屋根材の隙間など、埋めれる隙間は全部埋めたら良いんじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、必要以上に隙間が防がれてしまうと、雨が屋根に降り注いだ後の雨の通り道が変わってしまい、通り道を塞がれた雨水が一箇所に集中して流れ込む or 想定以上に屋根上に残留するといった事態になる恐れがあります。
また、屋根の内部も空気が適切に通らず、湿気が溜まり結露など不具合を起こす可能性もあります。
屋根には適切な隙間が必要、そんな時に屋根を守ってくれるのがルーフィングです。
ルーフィングは、屋根の隙間から入り込んだ雨水が内部に侵入しないように受け止め、適切に排出してくれています。
逆に言えば、ルーフィングがダメなら、いくら屋根材が新品でも雨漏りが起こってしまうということです。
外からは見えませんが非常に重要な箇所、丁寧に確実に施工を進めていきます。
ルーフィング張りが終われば、続いて屋根材を葺き、役物取付を取り付けていきます。
屋根における役物は、ケラバ包みや鼻隠しなど、屋根の先端部や棟などに使う部材を指します。
役物を取り付ける箇所は接合部分が複雑で漏水リスクが高いので、部材端部を確実に固定し、しっかり防水機能を果たすために取り付けます。
また、外観のイメージにも大きく影響する部材となります。
日を改め、屋根材葺きの残りを仕上げ、貫・棟板金を取り付けていきます。
これにて大屋根の施工は完了です
引き続き、現場の様子をお送りします。