横浜市保土ヶ谷区にて屋根修理(瓦棒屋根から立平葺きに葺き替え工事)
2019/01/21
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市保土ケ谷区にて、現状の瓦棒屋根が寿命年数を過ぎており、そろそろ葺き替えをしないと雨漏りが
起きてしまうと危惧されたお客様からお問い合わせ頂きました。
当初は同じ瓦棒を希望されていましたが、近年は瓦棒より立平葺きが主流のため、
立平葺きをご提案させて頂きました。立平葺きが瓦棒より優れている理由は、瓦棒は屋根材の下に芯木を
設置しており、芯木は木製のため腐食が生じます。腐食が起きると、金属屋根が捲れてしまい、
雨漏りに繋がります。
それに対し立平葺きは、芯木を設置する必要がないため、腐食がそもそも起きません。
お客様も「雨漏りの心配をしなくて済むのは、嬉しい事です」とご納得頂けたので、
新しい屋根材には、ガルバリウム鋼板製をご提案させて頂き、葺き替え工事を行いました。
AFTER
※今回の現場では、スレート屋根のカバー工法も合わせて行いました。
>>横浜市保土ケ谷区にて屋根修理(エコグラーニへのカバー工法)
施工前
今回は横浜市保土ケ谷区にて、瓦棒屋根から立平葺きへの葺き替え工事の様子をお伝えします。
瓦棒屋根は、一定間隔で芯木と呼ばれる木材(瓦棒)が垂木に設置されており、芯木に屋根材を
巻きつけあるのが特徴です。
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野地板の取り付け
まずは既存の屋根材、役物を取り外し、新調した野地板(針葉樹合板)を貼ります。
野地板は、屋根材を支える木材製の板の事です。
ルーフィング貼り付け
新しく取り付けた野地板の上からルーフィング(防水シート)を貼り付けていきます。
家屋の外側部分(屋根や外壁)を一次防水、その内側に取り付けるルーフィングには
二次防水の役割があります。家屋の中で、雨水が一番当たるのが屋根です。屋根は、家屋の
重要な構造部分であるため、二段構えの防水機能が施されています。
今回使用した防水シートは、「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる田島の「PカラーEX+」です。
「改質アスファルトルーフィング」は、通常の「アスファルトルーフィング」にポリマーや天然アスファルトを
加えることで、耐流動性・耐摩耗性・耐剥離性・付着性・たわみ追従性などを「アスファルトルーフィング」より
向上させた優秀な防水シートです。
屋根材(ガルバリウム鋼板製)葺き
ルーフィングの上から、ガルバリウム鋼板製の屋根材を葺いていきます。
ガルバリウム鋼板製の屋根材の特徴としては、耐久性が高い(錆に強い)、他の金属屋根に比べて
軽量な為、耐震性が高いことが挙げられます。
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今回の工事で得られる効果
今回の屋根修理は、瓦棒屋根から立平葺きへの葺き替え工事でした。
立平葺きは、棟(屋根の頂部)から軒まで一枚の長尺の板金で施工するので、
屋根を流れる雨水を遮るものが何もありません。
その結果、お客様が当初気になっていた雨漏りの心配はなくなりました。
また瓦棒から立平にしたことで、芯木もないため腐食の恐れが今後ありません。
屋根材自体もガルバリウム鋼板製のため、屋根の寿命も既存の屋根材より長くなりました。
お客様へのお礼
この度はありがとうございました。
瓦棒と立平の違いについて、お話をしっかり聞いてくださり大変スムーズに良い工事が出来ました。
お話の通り、より耐久耐候性は増していますので、より快適にお過ごし頂けるかと思います。
何かございましたら遠慮なくご連絡ください。早急に対応させて頂きます。
工事の概要
現場住所 | 横浜市保土ケ谷区 |
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施工内容 | 瓦棒から立平葺きに葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 大屋根 |
施工期間 | 約1週間 |