横浜市港北区にて屋根修理〈棟交換と屋根塗装〉
2018/05/15
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市港北区にて屋根修理(棟板金の交換・屋根塗装)を行いました。
築25年程のご住宅で、棟板金の錆が酷く屋根の劣化が進行しているため見てほしいとお問い合わせ頂きました。
現地調査をさせて頂いたところ、棟の板金カバーは錆がかなり進行しており、釘の浮きまで見受けられました。
屋根材も色褪せており、カビや苔が繁殖しておりました。屋根のカバー工法をご提案させて頂きましたが、ご予算の都合もあり、今回は棟板金の交換と屋根塗装にて施工させて頂く運びとなりました。
施工前の様子
ご覧頂いたとおり、かなり錆が発生しており、釘もぐらぐらな状態です。
板金カバーの釘が浮いてくると、台風などの強風が起きた際に板金カバーが飛散するというリスクがあります。定期的なメンテナンスを心がけることで、工事費用を抑え家を長持ちさせることに繋がります。
施工中の様子
貫板の取り付け
まずは既存の板金カバーと貫板を撤去し、新調した貫板を取り付けます。
貫板とは棟板金の板金カバーを取り付けるための下地材の役割があります。従来では木製の貫板が多く、雨水による腐食が問題視されていました。最近では樹脂製の貫板が主流となってきており、樹脂製なため雨水による腐食が起こりません。耐久年数は約30年と非常に高耐久なのが魅力です。
今回は、木材同様の施工性を持ち、腐朽しない合成樹脂瓦桟「エコランバー」にて施工させて頂きました。
棟板金取り付け
貫板を取り付けた後、板金カバーをビス止めします。板金同士の継ぎ目にはコーキングにより接着を行います。
棟板金の交換はこれにて完了です。
屋根塗装
高圧洗浄を行い、屋根塗装を行っていきます。
塗装工事は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの三工程で行われます。
下塗りはシーラーと呼ばれる下塗り塗料を使用します。劣化した屋根材はスポンジのような状態になっており、塗料を塗ると吸い込んでしまいます。その状態では塗料がうまく定着せず、仕上がりが悪くなるだけでなく、直ぐに塗装が剥がれるなどの弊害が起こります。
それを防ぐため、下塗りにより吸い込みを抑え、上塗り塗料との密着性を高めます。
屋根塗装中塗り
続けて、中塗りを行います。中塗りと上塗りに使用する塗料は基本的に同じものを使用します。中塗りには塗料に厚みをもたせ塗膜を作る役割があります。シーラーと違い、上塗り塗料のため仕上がりを決める色つけの工程でもあります。
余談ですが、何故同じ塗料を重ねるのか?ですが、1回目の色付けだけでは、どんなに腕の良い職人さんでも色ムラが発生してしまいます。それは腕が悪いのではなく、塗料の性質上、色ムラが発生するので当然なのです。そのため、色付けは必ず2回工程が必要になります。
厚い塗膜にするためには、何度も塗り重ねて塗膜の層を厚くするべきなのです。したがって、塗膜を適切な厚みとするためには、色付け工程は中塗り上塗りの最低2回の工程が必要ということになります。
2回塗っても屋根材の問題で十分ではない場合は、3回塗りや4回塗りなど、十分になるまで続けるケースもあります。
屋根塗装上塗り
仕上げ塗装の上塗りを行います。上塗りを行うことで、中塗りでできた色ムラを無くし、綺麗な仕上がりに整えていきます。
これにて、棟板金の交換と屋根塗装の完工です。
お伝えしたいこと
今回の工事により棟板金の耐久性は向上し、棟板金の飛散リスクを抑えられました。貫板を樹脂製に交換したことにより、雨水による腐食の心配が無くなりメンテナンスの頻度を抑えることに繋がりました。
屋根塗装と屋根修理どちらが良いのか?と悩まれる方も多いと思います。どちらにもメリットがあるため一概にどちらが良いとは言えませんが、屋根のメンテナンスを長期的に考えたくない方にはカバー工法など屋根修理をおすすめさせて頂いています。逆に低コストで抑えたい場合には屋根塗装をおすすめしています。
山田工芸ではそんなお客様のご希望に寄り添ってご提案させて頂いております。
屋根塗装から屋根修理まで全て自社にて施工させて頂きます。横浜市にて屋根修理・塗装工事をご検討の際は、是非、山田工芸にお任せください!
工事の概要
現場住所 | 横浜市港北区 |
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施工内容 | 屋根修理(棟板金の交換)(屋根塗装) |
施工箇所詳細 | 屋根 |
施工期間 | 約1週間 |