横浜市青葉区にて屋根修理・雨漏り修理〈2階天井からの雨漏り〉
2025/02/17




お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
築30年ほどのご住宅にて、雨漏りが起こっているとご相談いただきました。
2階天井からの雨漏りで、雨が降るとポタポタと滴ってくる状態でした。
点検したところ谷樋と雨樋の劣化が酷く割れており、そこから雨水が漏れていることが判明しました。
今回は下地までの傷みがそれほどなかったため、カバー工法をご提案致しました。
軒天は経年劣化が進んでいたので、増し張りを行って補強致しました。
施工前
谷樋の板金がかなり劣化して、割れたところから雨水が漏れていることが原因でした。
軒天井・雨樋にも割れが起こっていて強度に問題がありました。
施工中
雨樋の撤去・交換

写真は、撤去した雨樋です。
雨樋の割れを防止するには、7~10年に1回の塗装メンテナンスで紫外線から保護することが大切です。
全交換となると、塗装メンテナンスの数倍の費用が掛かってしまいます。
雨樋に限らず、屋根、板金、外壁なども以前のメンテナンスから何年経ったかチェックしてみるのがおすすめです。
カバー工法
劣化した谷樋の撤去

雨漏り箇所の谷樋を撤去し、新しいものを設置する前に、防水シートを下に敷いておきます。
谷樋は屋根材より先に設置することで、雨漏りを防止し、雨水を効率的に集水できるようになっています。
雨漏りの原因となりやすい谷板金の役割や修理方法、雨漏りの事例をご紹介
ルーフィング


雨漏りをブロックするのに最も重要なのは、やはりルーフィングです。
「雨漏りを起こしたくない!」という観点から見ると、高い屋根材を選ぶより、ルーフィングをきっちりメンテナンスすることの方が優先度は高いです。
このシートが破れていなければ、万が一屋根材が破損して直接水が流れ込んだりしても、雨漏りにはなりません。
雨水を通さず、受け流すために設計されたとても強靭な素材です。
今回は、少しでも防水性を高めるため、ライナールーフというワンランク上の製品を採用しております。

下屋根の外壁との取り合い部のルーフィングは、メーカー推奨の数センチを余分に取って立ち上げておきます。
この箇所は雨漏りのリスクが高いので、設置に不備のないよう特に気を払います。
屋根材の取り付け

いよいよ屋根材「スーパーガルテクト」の取り付けです。
耐久性が高いガルバリウム鋼板で構成された、信頼度の高い屋根材です。


屋根材を全て取り付けし終えて、あとは棟板金を取り付ける段階です。
棟板金取り付け


まずはこちらの貫板を、板金を打ちつける土台として取り付けていきます。
今回用いたのは樹脂製で、耐久性がとても高いです。
選択肢として木製のものもございますが、設置コストが低い代わりに水気で腐食するため、定期的な取り換えが必要となります。

板金をビスで一定間隔で留めます。
棟板金の施工は、半端な技術では施工不良が起こりやすく、何度も雨漏りが再発するリスクがあります。
落ちてきた雨水を最初にブロックする役割ですから、一か所ごと集中して取り付けます。
軒天増し張り

軒天は、木材の下地の増し張りで補強をしていきます。
ボンドを付けてからビスで留めることで、密着し、強風に対しても簡単には外れることはありません。


すき間が開いていると、屋根を伝ったり風にあおられた雨水が吹きこんだりするため、正確な寸法でぴっちりと留めます。
完工


以上で完工です。
全体として統一感があり、凛と恰好いい屋根になりました。
棟は少し複雑な形状をしていますが、この度の工事で剛強に仕上げさせていただきました。
担当者のコメント
実は、カバー工法は全ての症例で可能なわけではありません。
屋根に登った際にふかふかしていると、下地が腐食しているということで、強度が不十分なため下地を含めた葺き替え工事が必要になります。
今回のような下地までの痛みが少ない場合には、ご予算を抑えたカバー工法で施工が可能です。
山田工芸では、屋根・雨漏り修理のみならず、外壁塗装も喜んで承っております!
お家のメンテナンスに関して気になることがございましたら、まずはお気軽に無料点検からお申し付けください。
工事の概要
現場住所 | 神奈川県横浜市青葉区 |
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施工内容 | カバー工法・部分補修 |
施工箇所詳細 | 屋根・雨樋・軒天 |
施工期間 | 2週間 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト |
その他建材 | 谷樋・構造用合板・雨樋 |