川崎市宮前区にて屋根修理〈劣化して雨漏りするモニエル瓦からエコグラーニに葺き替え〉
2025/01/28
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
川崎市にお住まいのお客様から、「屋根全体が古くなっているため、台風や大雨のたびに心配だ」というご相談をいただきました。特に、梅雨や台風シーズンには実際に雨漏りの被害が増加したことで、日常生活に支障をきたしていたとのことで点検と修理をご希望されていました。
調査を行った結果、現在の屋根材であるモニエル瓦の劣化状況と築年数を踏まえ、今回は屋根塗装によるメンテナンスではなく、屋根材を新しくする葺き替え工事をご提案しました。
既存の屋根材を撤去し、下地の野地板の補強、ルーフィングシート(防水シート)の新設を行うことで、屋根全体の防水性能を根本から改善することを目的としています。
新しい屋根材には、耐久性と防水性に優れたエコグラーニを採用しました。
あわせて雨樋も新しく交換することで、大雨時の排水性能も向上させ、今後の台風や豪雨による雨漏りリスクを抑える施工内容としています。
川崎市宮前区にておこなった屋根修理の様子です。
施工前の様子
こちらが施工前のモニエル瓦の様子です。
全体に元の色がわからないほど退色が進行しています。
モニエル瓦はセメントに砂利を混ぜて作られた「乾式コンクリート瓦」と呼ばれるものです。
瓦とありますが、主成分がセメントのため吸水性が高く、表面には防水性を高める目的で「着色スラリー」と呼ばれる塗装が施されています。
この塗装は築10年前後で劣化が進み、剥がれてしまうと屋根材が雨水を吸い込みやすくなり、ひび割れや内部劣化が一気に進行する特徴があります。今回の屋根も、塗膜の劣化により防水性能が低下し、屋根材の劣化が進行して雨漏りしている状態でした。
今回は劣化状況と築年数から判断して、葺き替え工事を行います。
▷参考記事:モニエル瓦とは?雨漏り原因とメンテナンス、塗装における注意点
施工中の様子
既存屋根の撤去
長年使用された既存屋根材を丁寧に撤去しました。屋根全体の劣化が進んでおり、防水性や断熱性が低下している状態でした。
野地板の補強および新設
劣化が目立つ野地板の一部を補強し、新しい野地板を設置しました。これにより、屋根全体の強度を向上させ、将来的な耐久性を確保しました。
ルーフィングシート施工
防水シート(ルーフィング)を敷設。これにより、屋根内部への雨水の侵入をしっかり防ぎ、住宅全体の防水性能を向上させました。
新しい屋根材の設置(エコグラーニ)
軽量かつ高耐久なエコグラーニを採用しました。この屋根材は耐久性に優れ、錆や色褪せがしにくく、メンテナンスの手間を大幅に軽減します。
下屋根の施工と雨樋の設置
下屋根部分の補修・新設工事も完了しました。さらに、新しい雨樋を取り付けることで、雨水を効率よく排水する機能を改善しました。
担当者のコメント
この度は、山田工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました。
モニエル瓦は見た目は丈夫そうに見えるのですが、年月が経つにつれて少しずつ水を吸いやすくなってしまいます。そうすると建物全体が重くなり、地震の際に建物が揺れやすくなる可能性があるんです。特に古い建物では、この重さの増加が建物の構造に影響を与える心配があります。
そこで今回は、軽量屋根材「エコグラーニ」に屋根を葺き替えることで、建物への負担を大きく減らし、耐震性に関するご心配を解消することができました。
また、高品質な防水シートを敷き、雨樋の傾斜も綿密に計算して設置するなど、雨対策もしっかりと行っております。これで梅雨や台風の時期も、安心して快適にお過ごしいただけると考えております。
横浜市、川崎市の屋根修理や雨漏り修理は山田工芸にお任せください!
【モニエル瓦の葺き替え事例】
工事の概要
| 現場住所 | 川崎市宮前区 |
|---|---|
| 施工内容 | モニエル瓦からエコグラーニに葺き替え |
| 施工箇所詳細 | 屋根全面 |
| 使用屋根材1 | エコグラーニ |




