横浜市中区にて雨漏り修理(モニエル瓦からディプロマットスターに葺き替え工事)
2023/08/08






お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市中区にて、二階建て家屋の一階から雨漏りがしているので、現地調査に来て欲しいとのご依頼を頂きました。
お客様は、以前から「いつか雨漏りが発生するのではないか」とご心配されていたのですが、
新型コロナウイルスの感染拡大や、室内には、直接の被害が出ていなかった為、そのままにされていたそうです。
今回ご連絡を頂いた際には、室内の目に入る場所に雨染みが出来てしまったので、インターネットで
雨漏り修理の業者を検索し、弊社を見つけて頂きました。
現地調査をさせて頂き、散水調査を行った結果、二階の屋根から外壁内部を雨水が伝い、一階の室内で
雨漏りが発生している事が判明しました。雨漏りの発生原因を正確に把握する為にも、雨漏り修理には散水調査が
かかせません。
確実に雨漏りを止める為にも、屋根の葺き替え工事をご提案させて頂きました。屋根材に関しては、
既存の屋根と同じ瓦の選択肢もございますが、現在山田工芸では、瓦屋根のオススメはしておりません。
瓦屋根は、他の金属屋根と比べると重いため、どうしても家の重心が高くなってしまい、耐震性が低いからです。
阪神淡路大震災が起きた際に倒壊した家のほとんどが瓦屋根でした。
屋根材には耐震性の高いディプロマットスターをご提案させて頂き、お客様もご提案内容にご納得頂けましたので、
葺き替え工事を行うことになりました。
雨漏り修理(葺き替え工事)大屋根の施工前
今回は、横浜市中区にて雨漏り修理に伴う葺き替え工事の様子をお伝えします。
現地調査を行わせて頂いたところ、既存のモニエル瓦からディプロマットスターへの葺き替え工事にて
ご対応させて頂く必要がありました。
既存の屋根材・ルーフィングの取り外し
まずは、既存の屋根材(モニエル瓦)を全て撤去します。その下に敷いてあるルーフィング(防水シート)も
剥がし、既存の野地板(下地)の状態にします。
野地板の取り付け
既存の野地板の上から、新調した構造用合板を増し貼りしていきます。
屋根の野地板とは、屋根材を支えるための木材製の板のことです。
(野地板の詳細)
ルーフィング貼り付け
野地板の取り付けが終わった後は、ルーフィングを貼り付けていきます。
ルーフィングには、二次防水の機能があり、室内を雨水から守る大切な役割があります。
今回使用した防水シートは、田島の「PカラーEX+」です。
「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートで、一般的にルーフィングと
呼ばれる「アスファルトルーフィング」よりも、性能を良くしたもので、一部の屋根材については
屋根材の下に、改質アスファルトルーフィング以上の防水シートの使用が求められています。
ディプロマットスター葺き
ルーフィングの貼り付け後は、屋根材(ディプロマットスター)を葺いていきます。
ディプロマットスターの特徴は、他の屋根材と比べて軽量なため、住宅の耐震性をを向上させることが出来ます。
屋根材の1㎡あたりの重さは種類によって大きく異なります。瓦屋根は約42㎏/㎡なのに対して、
金属屋根が約5~6㎏/㎡になります。瓦屋根から金属屋根に葺き替え工事を行うことによって、
家の重心が低くなり、大きな地震が発生した場合でも、揺れに強いため、安心してお過ごし頂けるかと
思います。
(ディプロマットスターの詳細)
貫板・棟板金の取り付け
ディプロマットスターを葺き終わった後は、貫板・棟板金を取り付けていきます。
貫板は、樹脂製の「エコランバー」を使用しました。近年は、木製の貫板よりも
タフモック(プラスチック木材)が人気です。木製の貫板の場合、雨水による腐食が起こるという
欠点がありました。腐食が起こってしまうと、貫板の上に取り付ける棟板金を支える釘が浮いてしまい、
強風により棟板金が飛んで行ってしまう恐れがあります。棟板金が外れてしまうと、雨漏りが発生する原因にも
なりますので、釘の抜けや浮きが起こらないようしっかり確認して施工していきます。
大屋根完工
大屋根の完工です。
ディプロマットスターは意匠性が高い事も特徴で、他の金属屋根に比べると施工後のご自宅に
高級感を持たせる事が出来ます。
(ディプロマットスターの他のカラーの施工実績)
横浜市鶴見区にて屋根修理(スレート屋根からディプロマットスターにカバー工法)
横浜市保土ヶ谷区にて屋根修理(スレートからディプロマットスターにカバー工法)
下屋根の施工前
続いては、下屋根の施工の様子です。
大屋根同様、施工してくのですが、下屋根は外壁に穴を開けて取り付けているため、
接合部分が大きくなり、雨漏りが発生するリスクが高い場所です。
ベランダの下にある下屋根部分は、床を取り外してから細部まで丁寧に施工していきます。
既存の屋根材・ルーフィングの取り外し
大屋根同様に、下屋根の役物と屋根材、ルーフィングを撤去してきます。
野地板の取り付け
下屋根の形に沿って、野地板を増し貼りしていきます。
この後は、大屋根と同じ材料を使用し、下屋根の葺き替え工事を進めていきます。
ルーフィングの貼り付け
ディプロマットスター葺き
貫板の取り付け
下屋根の完工
大屋根、下屋根の完工後は、散水調査を行います。
葺き替え工事を行った結果、雨漏りが止まったのかを確認します。
工事後、お客様に安心してお過ごしいただくためにも、欠かせない作業です。
工事後に得られる効果
今回の雨漏り修理は、モニエル瓦からディプロマットスターへの葺き替え工事を行いました。
屋根の葺き替え工事を行ったことで、以前から気にされていた雨漏りの心配がなくなり、
お客様のお悩みを解消することが出来たのではないかと思います。
また、瓦屋根からディプロマットスターに葺き替えたことで、耐震性の向上はもちろんの事、
ディプロマットスターは、耐用年数が50年と耐久性が高く、メーカー保証が30年ついていることから
保証面も充実しています。
山田工芸は、これまで4000件以上の実績で培った技術と知識で雨漏りを確実に止めてみせます。
横浜市で雨漏り修理・屋根修理をご検討の際は、是非、山田工芸にお任せください!
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工事の概要
現場住所 | 横浜市中区 |
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施工内容 | モニエル瓦からディプロマットスターに葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 大屋根・下屋根 |
施工期間 | 約1週間 |
使用屋根材1 | ディプロマットスター |