横浜市戸塚区にて屋根修理〈築23年スレート屋根をディプロマットにてカバー工法〉、外壁塗装
2023/11/14
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市戸塚区にお住まいのお客様より、築23年のご自宅の屋根が汚れが目だってきて年数的にそろそろメンテナンスを検討しているというご相談をいただきました。
塗装は10年前に行われているそうですが、現地に伺って調査したところ、確かに全体の汚れの他にひび割れや欠けなども見られる状態でした。
スレート屋根の寿命が20~25年で、屋根リフォームの時期ですのでお客様とご相談の上、耐久性の高いディプロマット屋根によるカバー工法をご提案いたしました。
また外壁にも汚れが目立つ状態で、塗装が劣化しており、また特にシーリング周りにひび割れが目立っていました。
この際一緒にメンテナンスをしたいとのご希望により、シーリングやひび割れなどの補修とともに外壁塗装も同時に行いました。
横浜市戸塚区にて行った屋根修理(屋根カバー工法)と外壁塗装工事の様子をご紹介いたします。
屋根施工前
こちらが施工前の屋根の様子です。
汚れが目立つ他、ひび割れや欠けなども見られる状態でした。
スレート屋根は20~25年で耐用年数が切れてしまうため、その時期に葺き替えやカバー工法を行う必要があります。
カバー工法は現在の屋根を撤去せずに上から新しい防水シートと屋根材を被せる工法で、葺き替えよりも短期間でかつ費用も抑えて工事が可能です。
屋根カバー工法施工中
足場の組立
安全で確実な工事のために足場を設置します。
山田工芸では足場も自社で対応が可能であり、下請けに出さない分工事費用を抑えることができます。
板金の撤去
まずは既存屋根の板金を撤去します。
ルーフィングシートの施工
カバー工法なので、現在の屋根の上から新しいルーフィングシートを被せていきます。
ルーフィングシートは屋根材の下にあって普段は見えない部材ですが、屋根から侵入した水を排するする非常に重要な役目があります。
屋根材の施工
ルーフィングシートの施工が終ったら、次は上から新しい屋根材を施工します。
今回使用したのはディートレーディングの「ディプロマットスター」。
表面に石粒のついた屋根材で意匠性が高い他に、断熱性や遮音性もあります。さらにメーカー保証が30年ついて長持ちする上に塗装によるメンテナンスも不要な屋根材です。「ディプロマット」とともに山田工芸おすすめの屋根材です。
各板金の施工
棟板金など各所に板金を施工していきます。
下屋根が壁と接する部分は雨漏りしやすい箇所のため、雨押え板金を施工して雨漏りを防止します。
外壁塗装施工中
高圧洗浄
まずは高圧洗浄によって壁などの汚れや古い塗膜をしっかりと除去していきます。
汚れなどが残っていると塗料の密着性、耐久性に関わるため丁寧に洗浄を行います。
塗装箇所以外にも窓や玄関前タイルも洗浄し、汚れを落としていきます。こちらはサービスで行っております。
高圧洗浄なら玄関タイルの汚れもきれいに落とせます。
養生
塗装しない箇所に塗料が付着しないように、養生を行います。
養生をはがした時に塗装したところとしてないところのラインが美しくでるよう、一つ一つ丁寧に行います。
コーキング補修
特にサッシ廻りのコーキングが劣化しており、かなりひび割れが目立つ状態でした。
コーキングは外壁とサッシなどの隙間を埋めて、雨が入り込むのを防いでいます。
しかしコーキングは7~10年で劣化し、ひび割れなどが進むとその隙間から雨が入り込んで雨漏りの原因になってしまうこともあります。
そのため定期的なメンテナンスが欠かせません。
マスキングテープを張って養生を行い新しいシーリングを充填します。
外壁のひび割れなどの補修
外壁のひび割れには「リペアエポ」を使用します。
従来は外壁のひび割れにはシーリング材をするのが一般的でしたが、シーリング材で補修すると補修跡が残りやすい傾向にあります。
こちらは最近登場した製品で、エポキシ製なので密着度が高く、補修跡も目立ちにくいより性能がいいものとなっています。
塗装前にこうした補修をしっかりと行い、下地を整えることが長持ちする塗装にはとても重要です。
外壁塗装
下地処理が終ったらいよいよ外壁の塗装に移ります。
まずは下塗りから行います。
山田工芸はこだわりの下塗り二回塗装。
下塗りは後から塗る仕上げ塗料による中塗りと下地を密着させる役割がありますが、二回塗ることでより強固な下地を作り、密着度も高めます。
下塗りの後は仕上げ塗料を二回塗装し、しっかりと塗膜の厚みを出します。
今回使用したのはアステックペイントの「遮熱シリコンREVO」。
通常の塗料よりも少々お高くなりますが、塗料の劣化因子ラジカルの発生を抑えることで耐久性を高めるラジカル制御型塗料なので耐久性が高く、遮熱性もあるコストパフォーマンスの高い塗料です。
付帯部塗装
破風・樋
汚れの目立っていた破風や樋にも塗装を行います。
あまり劣化が進行すると塗装ではなく補修が必要ですが、塗装でメンテナンス可能な場合は塗装することで塗料の防水機能によって建材を保護する力が回復します。
もちろん見た目の意匠性も向上します。
軒天
軒天にも塗装を行います。
庇、シャッターボックス、ベントキャップなど
庇、シャッターボックス、ベントキャップなどの鉄部にも塗装を行います。
鉄部は錆が大敵。ケレンで錆や汚れを落としてから錆止めを塗装して上塗り塗料を塗っていきます。
お庭のランタンにも塗装を行っています。
木製フェンス
外構の木製フェンスも塗装を行いました。
ベランダ防水塗装
ベランダの防水にも劣化が見られたため防水塗装を行ないました。
まずは劣化した箇所を補修しています。
専用プライマーを塗装した上から防水材を塗装して防水層を形成しています。
ベランダや陸屋根に施工されている防水工事にも耐用年数があり、雨漏りから保護している防水層が劣化すると雨漏りに直結してしまいます。
完工
こちらが完工の様子です。
工事によって改善した点や期待できる効果
耐用年数間近だったスレート屋根を、耐久性の高いディプロマットでカバー工法を行ったことで、屋根の耐久性が向上しました。
またディプロマットはスレートのように定期的な塗装によるメンテナンスが必要ないため、これからのランニングコストの削減が期待できます。
合わせてシーリングや外壁のひび割れ補修とともに外壁塗装も行ったことで耐久性が回復し、雨漏りリスクが低下しました。
担当者からのコメント
この度は山田工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました。
屋根は耐用年数が切れる前にメンテナンスのご依頼をいただくと安心です。
屋根が無事でも下の防水シートの耐用年数が切れてしまうと、雨漏りへと発展してしまいます。
築20年を経過したスレート屋根は屋根の点検を受けることをおすすめします。
雨漏りを起こしてしまうと、構造材の腐食やシロアリの発生など建物そのものに大きなダメージを与えてしまいます。
定期的な点検やメンテナンスが大切なお家を守るには欠かせません。
屋根の工事の時には外壁もメンテナンスの周期を迎えていることが多いです。
屋根と外壁を一緒に工事されると足場を立てるのが一度で済むメリットがあります。
なんども足場を立てると毎回足場代がかかりますがその分を節約でき、また足場を立てるときには音が出るためご近所への配慮も一回で済みます。
山田工芸では足場も自社施工可能。
屋根工事も外壁塗装も専門職人が在籍しているので、社内で対応ができます。
横浜市の屋根修理、外壁塗装は山田工芸にお任せください!
工事の概要
現場住所 | 横浜市戸塚区 |
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施工内容 | 屋根カバー工法、外壁塗装、付帯部塗装、ベランダ防水 |
施工箇所詳細 | 屋根全体、外壁全体、付帯部(樋、破風、軒天、シャッターボックスなど)、ベランダ |
施工期間 | 1か月 |
使用屋根材1 | ディプロマットスター(テラコッタ) |
その他建材 | 外壁塗装下塗り塗料:エクセルエポシーラー(アステックペイント) 外壁塗装上塗り塗料:シリコンREVO(アステックペイント) |