横浜市金沢区にて屋根修理〈葺き替え工事〉立平葺き
2021/09/21
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市金沢区にお住いのお客様から屋根修理のご依頼です。
既存の金属屋根は、横葺きで施工されており、今回屋根修理をおこなうにあたり縦葺き、中でも立平葺きにしたいとのご要望でした。
立平葺きは、施工難易度が高く、施工できる業者が限られています。
お客様は、弊社の立平葺きの施工例をみて、ご連絡をくださりました。
施工前の様子
今回は、横浜市金沢区にておこなった葺き替え工事の様子をお伝えします。
葺き替え工事は、屋根の下地(野地板)からやり直すので新築同様の耐久性や防水性を持った屋根へと生まれ変わります。
施工中の様子
既存の屋根材の撤去
始めに既存の屋根材、ルーフィングの撤去をおこないます。
野地板の取り付け
野地板の取り付けをおこないます。
この野地板が雨水で腐食を起こすと天井から雨漏りが発生します。葺き替え工事を行うことで、雨漏りの心配もなくなります。
▷参考記事:屋根の「野地板(下地板)」とは?役割や種類について
ルーフィングの貼り付け
続いて、野地板の上から屋根防水の中核とも言えるルーフィングを隙間なく張ります。
ルーフィングは普段は屋根材の下に完全に隠れており、屋根工事の時にのみ姿を表すものです。そのためルーフィングの役割やそもそも存在自体をご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このルーフィングは屋根材の下から屋内への雨水の侵入を防ぐ二次防水的な役割を持っています。もし屋根材が破損したり、飛散した場合にもルーフィングがあることにより、お住まいを雨漏りなどの被害から守ってくれるのです。
普段見えない場所にあるからこそ大事な機能を持っているルーフィング、隙間のないようしっかり丁寧に張り詰めます。
立平葺き
ルーフィングの貼り付けが終わった後は、屋根材の施工に移ります。
今回行ったのは「立平葺き」という施工。立平葺き(たてひらぶき)とは、縦に板金を敷いて屋根を葺いていく方法のことす。
板金にはガルバリウム鋼板が使用されており、長い板金を垂直に使って葺いていくため屋根の頂点から軒まで何も遮るものがありません。また、排水性に優れており雨漏りしにくい屋根といわれています。
立平葺きには、木材を使用しないためメンテナンス性に優れている、耐用年数が長い、工期が短く費用が安い、軽量、つなぎ目がないため防水性が高い、そして今回のようにドーム型に施工することが可能といったメリットがあります。
完工
屋根材が新しくなったことで、屋根の意匠性も格段に良くなりました。
担当者からのコメント
この度は山田工芸にご依頼を頂き、誠にありがとうございます。
立平葺きで屋根のリフォームを実施する場合、事前に施主様の屋根を現場の管理者が入念に下調べする必要があります。
なぜなら、立平葺きでは事前準備が最も大切な業務となり、一度でも発注方法(採寸・量・保管スペースの確保等)を間違えると取返しのつかないことになってしまうからです。
このような事情があるため、立平葺きの工事ができる屋根工事会社は少ないのが現状ですが、山田工芸では実務経験豊富な職人がお客様に安心してお住まいしていただける確かな技術施工をお約束いたします。
横浜市にて屋根修理、雨漏り修理のご依頼は、山田工芸にお任せください!
山田工芸でおこなった立平葺きの施工実績
工事の概要
現場住所 | 横浜市金沢区 |
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施工内容 | 葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 大屋根 |
施工期間 | 約1週間 |