横浜市中区にて雨漏り修理、屋根修理(葺き替え)、外壁塗装
2024/04/05
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市南区にお住まいの方から、築30年のご自宅のスレート葺き屋根が台風時に雨漏りがするので、屋根の葺き替えを検討しているというご連絡をいただきました。
併せて外壁塗装も検討されており、見積のご依頼をいただきました。
現地に伺ったところ、屋根が経年劣化でひび割れなどが発生しており、また下地にも傷みが見られました。
相見積の中から弊社が予算や説明がわかりやすかったとのことでご依頼をいただきました。
ベランダの防水のトップコートに劣化が見られたため、トップコートの塗り替えも行っています。
横浜市にて屋根修理(葺き替え)と外壁塗装を行った様子をご紹介いたします。
施工前の様子
施工前の屋根の様子です。全体に劣化が見られます。
スレート屋根は劣化してくると、固定している釘が浮いてきて、屋根材に浮きが発生します。
また築30年ということから、最終的に雨漏りを防ぐルーフィングシートの耐用年数が切れていることが予想されます。
屋根葺き替え施工の様子
足場組立
工事前に足場を組み立てます。今回は塗装工事も一緒に行いますので、全体を覆うメッシュシートを取り付け、塗料の飛散防止を行います。
既存屋根の解体・撤去
葺き替え工事のため、まずは既存屋根の解体に入ります。
こちらが撤去後の様子です。
屋根の下にある防水シート(ルーフィング)が劣化してボロボロになってしまっています。
この防水シートが最終的な雨漏りを防ぐ役割をしているので、こうなっていると雨漏りリスクがとても高くなります。
野地板張り
下地も傷んでいたため、補強するために、上から野地板を増し張りします。
防水シート(ルーフィング)張り
野地板張り完了後、新しい防水シートも張っていきます。
新規屋根材の施工
そして屋根材本体も葺いていきます。
棟板金など各役物の施工
貫、棟、雨押さえ、ケラバ取付、ジョイントコーキングを行います。
こちらは棟板金の下地となる貫の取付の様子です。
エコランバーを使用しており、腐食が起きない素材のため長寿の耐久性があります。
そしてその上に棟を取り付けます。
そして壁際部分には雨押さえ板金を取り付けます。
ケラバも綺麗に取り付けました。
屋根葺き替え完工
最後にジョイントコーキングにて仕上げを行い、無事大屋根部分の全ての施工が完了です!
写真のように細かいところまで全ての箇所を丁寧にきっちりと施工させて頂きました。
これにて大屋根部分の屋根工事は完了です。下屋も同じように葺き替えを行います。
外壁塗装施工の様子
次は外壁塗装に移ります。
コーキング工事
各所のコーキング打設を行います。
こちらはベランダの手すりの笠木との隙間を埋めるコーキングです。
劣化していたので、古いコーキングを撤去して新しいコーキングを充填します。
コーキングはおよそどんな建物でも外壁材の目地を埋めるために使用されていますが、経年と共に劣化します。
外壁塗装を行い、どんなに綺麗になり防水機能を取り戻したとしても、コーキングが疎かだとその隙間から建物内部に雨水が侵入し雨漏りを引き起こす恐れがあるので、決して疎かにはできない箇所です。
作業漏れが無いよう、丁寧に作業を進めます。
養生
各所の養生、軒天部分の塗装(中塗り・上塗り)まで施工が進んでいます。
各所養生の様子です。玄関ドアやサッシ、地上部分なども養生していきます。
軒天塗装
養生が終わったら塗装に移ります。こちらは軒天の中塗り、上塗りの様子です。
軒天部分は湿気が溜まりやすくカビなども発生しやすいですが、塗装を行うことでそれらの予防策にも繋がります。
外壁塗装:下塗り
外壁の下塗りまで施工が進んでいます。
白色にて下地を一度真っ白にしてこれから塗る塗料の色が綺麗に映えるようにします。
外壁塗装工事は見栄えを良くする目的以外に、外壁自体を風雨、日光、気温などによる自然負荷から守る役割を果たします。
また多くの外壁には断熱機能はありますが、防水機能はありません。塗装工事により防水機能を備えることも可能となります。
外壁塗装:中塗り
先日下塗りにて白色に塗装した箇所に、仕上げの有色の塗料にて中塗り、上塗りを行います。
仕上げが白色箇所の中塗り、上塗りも行っています。
外壁塗装は三度塗りにて強い塗膜を作り、大切なお家を守る役目を果たします。
外壁塗装:上塗り
前回の工程で外壁の下塗り・中塗りまで進みましたので、今回は上塗りを行います。
同じ塗料を中塗り、上塗りと二回重ねることでムラをなくし、塗料の厚みをつけます。
付帯部塗装
外壁の塗装完了後、付帯部分の塗装に移行しています。
庇の塗装
庇のケレンの様子です。
ケレン完了後、一回目と二回目に分けて塗装を行って仕上げます。
鼻隠しの塗装
鼻隠しのケレンの様子です。鼻隠しも同様に、ケレンを行ったあと二回塗装を行います。
換気フードの塗装
換気フードもケレンと二回に分けて塗装を行いました。
雨樋の塗装
また樋のケレン、塗装(一回目・二回目)とを行いました。
付帯塗装は美観性の向上もありますが、付帯部のほとんどが「防水性」の役割を果たします。
雨戸の塗装
雨戸のケレン清掃の様子です。
ケレンの後、吹付にて塗装(中塗り・上塗り)を行います。
吹付による塗装は、刷毛の塗装と比べて塗膜が均一に綺麗に施工されます。
車のボディーの塗装も吹付で行われています。
近年は吹付の施工ができる塗装職人も減っていますが、山田工芸では綺麗に施工が可能です。
水切りの塗装
そして水切り部分の塗装の様子です。
水切り部分は言葉の通り、特に水気が多く傷みやすい箇所です。塗装を施すことで寿命を伸ばすことができます。
ベランダ手摺の塗装
そして手摺の塗装の様子です。
ベランダ防水
次にベランダのトップコート塗り替えを行います。
こちらは表面のケレン施工の様子です。電動のサンダーを使用して、劣化した箇所を研磨して汚れをしっかりと落とし、目荒らしを行います。
そしてアセトン処理を行います。
これはFRPの表面にある油膜成分をアセトンにて拭き取る工程です。
こちらをしっかり行わないと次の工程のプライマーを行っても剝がれやすくなるため特に注力が必要です。
そしてプライマー塗布を行います。
最後にトップコート塗布の様子です。プライマーとトップコートは同日中に行います。
そして完工です!
防水の下地に問題がない場合は、トップコートの塗り替えを行います。
FRP防水のトップコートは約5年で塗り替えるのが理想的です。
担当者からのコメント
この度は山田工芸にご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
スレート屋根の耐用年数は約20~30年程度です。
屋根材自体に防水性がないので、定期的な塗り替えによって防水性を確保する必要があります。
また屋根の下のルーフィングシートの耐用年数は10~20年程度です。ルーフィングシートの耐用年数が切れてしまうと雨漏りしやすくなるので、屋根も定期的なメンテナンスが欠かせません。
築10年が経過したら一度屋根の専門家に点検を依頼するのがおすすめです。
山田工芸では、屋根工事、外壁塗装、防水工事と自社で一括で承っております。
工事の概要
現場住所 | 横浜市中区 |
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施工内容 | 屋根葺き替え、外壁塗装、ベランダ防水工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体、外壁全体、ベランダ、付帯部(樋、雨戸、換気フードなど) |
使用屋根材1 | 横暖ルーフ(ニチハ) |
その他建材 | 外壁仕上げ塗料:パーフェクトトップ(日本ペイント) |