横浜市中区にて屋根カバー工法・屋根塗装
2021/03/18
先日、横浜市中区にて屋根カバー工法、そして屋根の部分塗装を行いました。
その際の工事の様子をお送りします。
まず、こちらが施工前の様子です。
現状は雨漏りなど大きな被害は出ておらず、屋根材自体の劣化もそこまで酷くはありません。
屋根下地などはそのままでも問題が無いため、今回はカバー工法を選択されました。
もし屋根材の劣化がもっと進んでおり、屋根下地にまで雨水が入り込んだり雨漏りが起こっていれば、屋根下地からの修繕となるためカバー工法は選択できません。
屋根下地を修繕するには屋根材をすべて撤去する必要があるため、どうしても屋根葺き替え工事しか方法がなくなってしまいます。
こちらの住まいのように、大きな被害が出ていない内にメンテナンスを行うことが、後々の大きな屋根に関するトラブルと大きな出費を抑えることに繋がります。
まずは既存の屋根材の上にルーフィングを張っていきます。
ルーフィンを張り終えれば、その上から新しい屋根材を葺いていきます。
日を改め、大屋根の残りの箇所もカバー工法を進めていきます。
これにて大屋根の施工は完了です。
今回はカバー工法だけでなく、屋根の破風部分の塗装工事も同時に行います。
屋根は上から吹く風や雨に対しては強いですが、横や下から吹く風には弱いという特徴があります。
その弱点を破風が補ってくれており、屋根内部への風や雨水の吹き込みを防いでくれています。
そんな屋根にとって重要な箇所である破風ですが、こちらのお住まいの破風は木でできており、そのままでは雨や紫外線に対して無防備になってしまいます。
破風を守る方法としては、破風に板金を取り付けて物理的に守る工法もありますが、今回は塗装を行うことで防水性を高め、破風を雨や紫外線から守ってあげます。
まずは塗装の下準備、ケレン作業です。
ケレン作業は塗装工事の中で非常に重要な作業です。
具体的には、塗装を行う面を写真のようにヤスリで、もしくはサンダーなどを使って削る作業となります。
新しく塗装を行う際は、塗装する面に残っている既存の塗膜やゴミなどを完全に除去してから塗装を行います。
そうしないと塗装面と新しい塗膜の間に古い塗膜やゴミが残ることになり、その箇所から塗膜の剥がれやヒビが起こるリスクが高まります。
あまり目立たない作業ではありますが、耐久性を考慮すると非常に重要な作業なのです。
ケレン作業が終われば、塗装を入れていきます。
山田工芸は、屋根修理・屋根工事の職人集団であると同時に、社内には塗装の職人集団も常駐しています。
そのため、山田工芸にお任せいただければ屋根は屋根屋、塗装は塗装屋と分けて依頼する必要が無く、一度の施工ですべての作業に対応可能となります。
住まいのメンテナンスはまとめてご依頼いただけるのが山田工芸の強みです。
引き続き、施工の様子をお送りします。