川崎市にて屋根修理〈コロニアルからディプロマットスターへの葺き替え工事〉
2024/04/10
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
築25年程のご住宅様にて、雨漏りの心配などから点検・屋根修理のご依頼を頂きました。
外から見た際に屋根材にひび割れが多数見られるとの事で、かなり心配された様子でした。
雨漏りはしていないようですが、急いで現場調査に伺ったところ、屋根材はかなり劣化が進行しておりました。
既存の屋根材はコロニアルと呼ばれるスレート屋根で、建設当時では人気の屋根材です。
もともと割れやすいといった特徴がありますので、経年劣化と相まってこのような状態になっていました。
カバー工法を行うには耐久性に問題がありましたので、今回は新しい屋根材への葺き替え工事をご提案させて頂きました。
川崎市高津区にて行った葺き替え工事のご紹介です。
施工前
こちらが施工前の様子です。
既存屋根にはコロにアルが使用されていました。
コロニアルは費用が安く、それでいてデザインが豊富なため屋根工事においてお客様が選ばれることの多い屋根材です。
しかし同時に、日本瓦やガルバリウム鋼板と比べると耐久性が劣り、人が乗ったり台風など強風時に飛来物がぶつかったりした際には簡単に割れてしまうというデメリットもあります。
こちらのご住宅も築年数の関係もあり、経年劣化でひび割れたコロニアルが多数みつかりました。
既存屋根材の撤去
耐久性の観点から、今回はコロニアルからディプロマットスターへと新しい屋根に取り替えていきます。
野地板
まずは既存のコロニアルを剥がし、新しく下地を入れていきます。
これにより屋根の耐久性がぐんと向上されます。
続いて、下地の上にルーフィングを張っていきます。
ルーフィング
ルーフィングは2次防水と呼ばれる、屋根からの雨漏りを防ぐ要です。
今回は田島ルーフィングの「タディスセルフ」を採用致しました。
ディプロマットスター葺き
ルーフィングの上にディプロマットスター本体を葺いていきます。
ディプロマットスターは日本ではまだ普及しているとはいえませんが、製造開始から40年以上、70か国以上で使用されている実績のある屋根材です。
素材は、ガルバリウム鋼板より耐久性の高いジンカリウム鋼板を使用、ガルバリウムなど金属屋根の弱点でもある遮音性や断熱性を大幅に向上させています。
新築時で採用されることはまだ少ないものの、葺き替え・カバー工法など幅広い工法で使え、安価で長寿命の屋根材ならガルバリウム鋼板と同様におすすめの屋根材です。
金属屋根なので軽量、耐震性能がアップするのもメリットの一つです。
詳しくはこちらの記事でご確認下さい。
大屋根完工
棟を取り付けコーキングで補修して大屋根の施工は完了です。
大屋根と同時に下屋根一ヶ所も作業を進めていきます。
下屋根
既存の貫を撤去し、大屋根と同様にコロニアルを剥がし、下地を入れてルーフィングを張っていきます。
唐草、ケラバを取り付け、ディプロマット本体を張りタフモックを取り付けていきます。
最後に雨押さえを取り付け、壁際のコーキングをして下屋根一ヶ所完工です。
ちなみに雨押さえは、1階部分の屋根(下屋根)と外壁が接する部分に取り付けられる板金を指します。
外壁と下屋根の取合いから、雨水が建物内部に侵入するのを防ぐために取付けます。
取合い部分は違う部材が合わさっているため、完全に隙間を防ぐことができず、この隙間から雨水が入り込んで雨漏りの原因となるケースが多いのです。
そのため、この隙間部分に板金材を取付けることで、雨水が入らないようにしているのです。
残りの下屋根も同様に作業し、これにて工事完工となります。
完工
これにて完工です。
担当者のコメント
屋根は雨漏りなど大きな被害が発生してしまうと、自然に直ることはありませんし、屋根メンテナンスをするより多額の費用が発生してしまいます。
今回のように劣化してしまった屋根材を耐久性の高い屋根材へと替えることで、雨漏りの心配が無くなり、長い目で見ると屋根にかけるメンテナンスコストを抑えることができます。
横浜市、川崎市をはじめ神奈川県での屋根修理・屋根工事は山田工芸にお任せください。
工事の概要
現場住所 | 川崎市 |
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施工内容 | 屋根修理(葺き替え工事) |
施工箇所詳細 | 屋根フルリフォーム |
使用屋根材1 | ディプロマットスター |