横浜市港北区にて屋根修理〈スレート屋根をディプロマットにてカバー工法〉、外壁塗装
2023/11/13
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
20年ほど経過したご自宅のスレート屋根(四面寄棟屋根)が、工務店の10年点検で屋根のヒビ割れや欠けを指摘され、そちらの見積が高かったので一度見積してほしいとのご依頼でした。
現地調査に伺ったところ、確かにひび割れや欠けのほか、屋根全体の劣化が見られました。
スレート屋根の耐用年数が20~25年のため、カバー工法によるリフォームをご提案いたしました。他にチョーキングなど外壁の劣化と、ベランダの防水層のひび割れや擁壁の劣化も見られたため、そちらの補修もあわせてご提案いたしました。
最終的に工務店よりも安いのでまとめてお願いしたいということで弊社に工事をご依頼いただきました。
屋根は最初はコロニアルをご希望されておられましたが、ディプロマットスターのご説明をさせていただいたところ、メーカー保証30年がつき、耐久性の高い屋根ということでそちらを使用することになりました。
横浜市港北区にて屋根修理〈スレート屋根をディプロマットにてカバー工法〉、外壁塗装、擁壁塗装を行った様子をご紹介いたします。
屋根施工前
こちらが施工前の様子です。
ひび割れや欠けが見られ、全体に色褪せて表面を保護する塗装が劣化してしまっています。
塗装が劣化すると屋根そのものが雨を吸い込み、吸水と乾燥を繰り返すことでひび割れが発生し、やがて雨漏りを起こしてしまいます。
スレート屋根は屋根塗装でのメンテナンスが必要ですが、耐用年数が近づいているため、カバー工法にて屋根リフォームを行います。
カバー工法は既存の屋根材を撤去せずに、上からルーフィングと屋根材を被せていきます。葺き替えに比べて工期や工費を節約できます。
屋根カバー工法施工の様子
ルーフィングシートの施工
現在の屋根の上からルーフィングシートを施工します。
ルーフィングシート(防水シート)はひび割れなどから染み込んできた雨水を最終的にストップして排水する非常に重要な部材です。
カバー工法では屋根材だけでなくこのルーフィングシートが新しくなることが屋根を守る上で大きな意味をもちます。
谷板金の施工
屋根の雨を集めて流す谷板金も新しく施工します。
谷板金は非常に雨漏りを起こしやすい場所であり、慎重に雨仕舞をします。
参考記事:屋根で最も雨漏りしやすい?!谷板金の役目やメンテナンスについて
屋根材の施工
ルーフィングシートの上から新しい屋根を葺いていきます。
新しい屋根材は、弊社のおすすめ屋根材でもある「ディプロマットスター」です。
ディプロマットスターは表面にセラミックでコーティングされた石粒がついていることで意匠性も優れ、またこの石粒によって断熱性や遮音性の機能もある優れた屋根材です。またメーカー保証が30年ついているのも魅力です。
棟板金・換気棟の施工
屋根材の上から屋根同士を固定し、隙間をふせぐ棟板金を施工します。
板金の隙間はシーリングで防水処理を行います。
またこちらの屋根にはもともと換気棟がついていましたので、換気棟も設置します。
下屋根のカバー工法
下屋根も同じように、カバー工法を行います。
壁と接する部分は壁を伝ってきた雨水によって雨漏りを起こしやすいため、雨押え板金を施工します。
そして下屋も棟に板金を施工して完了です。
外壁塗装施工の様子
次に外壁塗装に入ります。
高圧洗浄・養生
まずは外壁や付帯部、擁壁など各塗装箇所を洗浄していきます。
蓄積された汚れや古い塗膜やチョーキング粉などをしっかり落とさないと新しい塗膜が密着しないため、丁寧に洗浄して落としていきます。
そして塗装しない箇所を養生します。
コーキング補修
塗装前に外壁の隙間やひび割れなどを補修していきます。
外壁塗装
外壁のモルタルの箇所を塗装していきます。
山田工芸はこだわりの4回塗装。
下塗りを二回塗ることで下地を整え、強固な下地を作ります。
下塗りが乾燥したら、上塗り塗料を2回塗装します。
下塗りは下塗り専用塗料を使用し、上塗りは仕上げ塗料を使用します。
今回使用した上塗り塗料はアステックペイントの「遮熱シリコンレボ」です。
こちらは塗料の劣化要因となる「ラジカル」の発生を抑制することで耐候性や耐久性を高めたラジカル制御型塗料です。
他にも低汚染性で汚れの付着を抑制し、高い日射反射率で室内の温度上昇も抑えてくれます。
付帯部塗装
ベランダ手摺やパラペットなど鉄部塗装
ベランダの手すりや、上部板金(パラペット)、シャッターボックス、庇などの鉄部を塗装していきます。
このような鉄部はケレンを行ってから下塗りに錆止め塗装を塗装してから上から仕上げ塗料を塗装します。
錆止め塗料には日本ペイントの「1液ハイポンファインデクロ」を使用しました。
壁との境目のシーリングも劣化したため打ち直ししています。
こちらは庇とシャッターボックスの塗装です。
物干しを支える金具など細かい鉄部も塗装しています。
軒天・樋
軒天や樋も塗装を行うことで塗装の膜を作り、防水性を高めます。
定期的な塗装によって付帯部も長持ちさせることができます。
擁壁塗装
擁壁も下塗りを二回した上で、上塗りを二回塗装して仕上げます。
完工
こちらが各所完工の様子です。
担当者からのコメント
この度は山田工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました。
屋根の耐用年数前にカバー工法を行ったことで、屋根の耐久性が向上し、雨漏りのリスクが低下しています。
また、合わせて外壁や擁壁の塗装も行い、美観の回復とともに、建物の防水性が向上しました。
建物は一か所でも傷んで穴があくとそこから雨が入り込んでしまいます。
木造住宅にとって雨漏りは大敵です。全体を定期的にメンテナンスすることで長く快適にお住まいいただけます。
また今回のように、屋根工事と一緒に外壁など塗装工事をご依頼いただきますと、足場を立てるのが一度で済むため、その分足場代が節約できます。
何度も工事を行うとその分足場代がかかるだけでなく、ご近所様への配慮なども毎回行う必要があります。
山田工芸では屋根工事も塗装工事も社内に専門職人が在籍しているので、下請けに出す必要がなく、また足場で自社で施工可能なので他社よりも安く品質の安定した工事が可能です。
横浜市の屋根修理、外壁塗装は山田工芸にお任せください!
工事の概要
現場住所 | 横浜市港北区篠原北 |
---|---|
施工内容 | 屋根カバー工法、外壁塗装、擁壁塗装、付帯部塗装 |
施工箇所詳細 | 屋根全体、外壁、擁壁、付帯部(ベランダ手摺、パラペット、シャッターボックス、雨樋など) |
使用屋根材1 | ディプロマットスター |
施工面積 | 屋根:約120平米 |
その他建材 | 外壁仕上げ塗料:遮熱シリコンレボ(アステックペイント) |