横浜市戸塚区にて屋根修理(スレートからディプロマットスターにカバー工法)
2019/04/16
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市戸塚区にて屋根修理のご依頼を頂きました。
築20年程のご住宅で、屋根の劣化が気になるとメンテナンスでのご相談でお問い合わせ頂きました。
現地調査をさせて頂いたところ、スレート屋根の劣化が酷く苔の繁殖も広く発生しておりました。
苔が発生している状態は屋根材の防水効果が無くなっているサインです。幸いにも雨漏りはしておらず、下地までの劣化は見受けられなかったため、既存の屋根材をそのままにカバー工法をご提案させて頂きました。屋根材には、山田工芸にてメーカ認定を頂いている株式会社ディートレーティングの「ディプロマットスター」をご提案致しました。近年、人気を集めているガルバリウム鋼板の屋根材と同じ耐久性と遮音性や断熱性にも優れた屋根材です。
防水シートには田島のニューライナールーフィング、貫板にはエコランバーを使用致し、防水性、耐久性共に必ず納得頂ける内容に致しました。
施工前の様子
ご覧頂いた通り経年劣化が酷く、屋根材本体には苔が生えています。
屋根材に苔が生える原因としては、屋根材の防水効果が無くなっており、雨が降った際に屋根が雨水を吸収してしまっているサインです。
スレート屋根の防水効果は約7〜10年ほどで切れはじめ、雨が降った際に吸水し苔の繁殖が進行します。
苔が生えることにより、屋根材は常に水分を含んだ状態ですので建材自体の耐久性が大きく低下します。
表面や角が割れやすくなるだけでなく、雨漏りにも繋がります。内部まで腐食が進行してしまうと、カバー工法ではなく葺き替え工事が必要になり工事費用、工事期間が大幅に掛かってしまいます。
築10年以上のスレート屋根にお住まいの方は、屋根点検を視野にいれることをおすすめしております。
棟板金撤去
カバー工法では既存の屋根材の上から更に屋根材をかぶせる施工方法です。
既存の屋根をそのままに、上からルーフィング(防水シート)と屋根材を葺きます。
まずは、棟板金の撤去を行います。
ルーフィング
そして既存の屋根材の上からルーフィングを取り付けていきます。
ルーフィングは屋根材の種類を関わらず、屋根に必ず使用される防水の要です。二字防水とも呼ばれており、屋根材の間から侵入してくる雨水を下地に染み込ませないように守る役割があります。屋根材には少なからず隙間があり、雨水が内側に入ってきますが、このルーフィングによって下地への侵入を防いてくれています。
要は、ルーフィングに劣化や穴が空かない限りは下地には影響が無く、雨漏りすることはありません。
それほどルーフィングは非常に重要な役割を担っています。
今回使用するルーフィングは田島の「ニューライナールーフィング」です。
改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった、防水性・耐久性共に他の追随を許さない、最高級の品質を誇る下葺材です。
ルーフィング完了後、新調した屋根材を順に葺いていきます。
ディプロマットスター葺き
今回使用する屋根材は、株式会社ディートレーディングの「ディプロマットスター」です。
自然石粒鋼板製屋根材とも呼ばれており、素材は、ガルバリウム鋼板と組成、耐久性が同等のジンカリウム鋼板を使用しています。
金属の表面は自然石を砕いたもので覆われており、金属屋根の弱点であった遮音性や断熱性を大幅に向上されています。メーカーににて30年保証もついており高品質が保証されいます。デザインもシンプルで長期間にわたって美観を保ちます。
屋根材本体を葺いたあと、棟部分の下地となる貫板を取り付けます。
貫板
棟板金を固定するための、貫板を取り付けます。
使用する貫板はフクビ化学工業株式会社の「エコランバー」です。樹脂製のため雨水による腐食が起きず、高耐久を得られます。
木製の貫板では経年劣化や雨水による腐食のリスクがあるため、短いスパンでのメンテンナンスが必要ですが、樹脂製に替えることにより、メンテナンス期間や建材自体の耐久期間が長く維持されます。
屋根の構成上、どうしても少し隙間などが生じてしまう箇所はしっかりコーキングを行い隙間を封じます。
完工
棟板金の取り付けを行い、完工です。
工事後に得られる効果
今回の工事により、美観性を始め耐久性、遮音性、断熱性を得られました。雨漏りリスクが非常に高い状態でしたが、長期間の雨漏りの心配が無くなりました。また、今回はなんとかカバー工法で修理することができました。カバー工法は比較的安価で工数も早めに行うことが出来る施工方法です。屋根修理は細かく行うよりもまとめて行うほうがお得になります。山田工芸では、お客様のお家の屋根の状況に合わせて適正なご提案をさせて頂きます。
横浜市で屋根修理をご検討の際は、是非、山田工芸にお任せください。
工事の概要
現場住所 | 横浜市戸塚区 |
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施工内容 | 屋根修理(カバー工法) |
施工箇所詳細 | 屋根フルリフォーム |
施工期間 | 約1週間 |
使用屋根材1 | ディプロマットスター |
使用屋根材2 | エコランバー |