横浜市西区にて雨漏り修理〈コロニアル屋根からガルバリウム鋼板にカバー工法〉
2018/10/06

施工後.jpg)
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市西区にお住まいのお客様より、強風により棟板金が飛散してしまったというご相談をいただきました。突然の被害にもかかわらず、ご家族やご近所の方にお怪我などがなかったことが何よりの救いです。しかし、棟板金の飛散から数週間が経過してしまい、そこから浸入した雨水によって室内の壁紙に雨染みができてしまったとのことで、急ぎのご相談をいただきました。
築30年が経過しているお住まいで、棟板金だけでなく、屋根全体に使用されているコロニアル(スレート)屋根材も経年劣化が進んでいる状況でした。屋根の一部補修も検討されましたが、今後のことを考慮し、より耐久性の高いガルバリウム鋼板による「カバー工法」をご提案。火災保険が一部適用されたこともあり、屋根全体の改修工事と、室内の壁紙の貼り替えを同時に行うこととなりました。
施工前
工事前の屋根は、築年数相応の劣化が見られました。特にコロニアル屋根は表面の色あせや細かなクラックが目立ち、このまま放置すると棟以外の部分からも雨漏りが発生する可能性が高い状態でした。実際、雨漏りは棟板金の被害だけでなく、屋根全体の防水性能が落ちていたことも一因となっていたようです。

施工中
防水シート貼り
各種役物を取り外し、まずは既存屋根の上から防水シートを貼ります。こうして屋根を二重構造にする屋根リフォームの工法がカバー工法です。

屋根葺き
屋根材には、セキノ興産のエイトワンガルバリウム鋼板を採用しました。ガルバリウム鋼板は軽量でありながら非常に強度が高く、現在の屋根材の中でも高品質なものとして知られています。最近では、さらに性能を高めたSGL鋼板といった新素材も登場していますが、今回はコストバランスも考慮し、耐久性と美観を兼ね備えたエイトワンを選定しました。

貫板取り付け
また、棟部分には新しい貫板(ぬきいた)を取り付けました。従来の木製の貫板は、雨水が侵入すると腐食しやすく、そこから雨漏りの原因となることも多いのですが、今回は腐食の心配がない樹脂製の貫板を使用。これにより、将来的なメンテナンスの頻度も抑えることができる構造となっています。

完工
新しい屋根は、ガルバリウム鋼板ならではの美しい仕上がりとなり、建物全体が引き締まった印象に生まれ変わりました。表面的な美しさだけでなく、防水性や耐候性も格段に向上しており、今後は長期にわたって安心してお住まいいただけます。
室内に関しても、壁紙の張り替えを行い、雨染みの痕跡が一切感じられない清潔で明るい空間が戻ってきました。今回は室内写真の掲載は控えさせていただきますが、お客様にもご満足いただける仕上がりとなっています。
担当者のコメント
この度は、山田工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました。
今回の工事で、最も大きな効果としては「雨漏りの根本的な解決」と「屋根全体の性能向上」が挙げられます。新しい屋根材は、既存のコロニアル屋根よりも遥かに耐久性が高く、将来的なメンテナンスの手間も軽減されることが期待できます。
お客様からも「雨漏りをもっと軽く考えていたが、放置するとこんなにも被害が広がるとは思っていなかった。今後は修理ではなく、予防を意識していきたい」といったお言葉をいただき、私たちとしても早期対応ができたことを嬉しく思っております。
火災保険が適用されたことも、お客様にとっては大きな安心材料となったようです。今後は外壁のメンテナンスについてもご検討いただけるとのことで、またお力になれることがあればいつでもご相談ください。
このたびは大切なお住まいの改修工事を弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。これからも末永く、安心・安全な暮らしのお手伝いができれば幸いです。
工事の概要
現場住所 | 横浜市西区 |
---|---|
施工内容 | 屋根修理カバー工法 |
施工箇所詳細 | コロニアル屋根からガルバリウム鋼板にカバー工法 |
施工期間 | 1週間程度 |
使用屋根材1 | エイトワンガルバリウム鋼板 |