東京都小平市にて屋根修理・雨漏り修理〈ディプロマットスターでカバー工法〉
2025/02/17




お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
築35年ほどのご住宅にて、築年数的に屋根の状態が気になりだしたので点検して欲しいというご希望がきっかけでした。
既存のコロニアル屋根が劣化しており、施主様は気付かれていなかったのですが、実際に雨漏れが起きていたようでした。
傷みが進んでいたため、屋根の下地を部分的に補強致しました。
その他の箇所は耐久性として問題がなかったため、カバー工法でディプロマットスターにて施工させていただきました。
施工前


施工前の屋根材は雨だれ汚れが目立ってしまっており、こちらは屋根の塗膜が脆弱化していることのサインです。
まだ塗膜の効果が保たれている場合は、低汚染性といい、塵など汚染物質が付着しにくくなっている効果があります。
それが弱ると、雨が降ったあとなどに汚れが付いて落ちないという状態になります。
施工中
棟板金の撤去
カバー工法では、既存屋根を土台として用いますが、板金だけは初めに撤去を行います。
頂上で大きく凸になっているため、上から造っていく新しい屋根の障害になってしまうためです。
ルーフィング張り


最初に敷いていくルーフィングは、屋根材の隙間から侵入する雨水を受け流し、建物内部への水の浸入を防ぐ下葺き材です。
特に台風や豪雨の際には、屋根材だけでは防ぎきれないため、下葺き材の防水性能が重要になります。


下屋根のルーフィングはこのような形です。
外壁と接する辺は、余分に幅を取って、外壁と屋根の接合部に若干沿わせるようなかたちで施工します。
こうすることで雨漏りリスクの高い部分がしっかりカバーされます。
屋根材「ディプロマットスター」の取り付け


屋根材は1枚ごとに分かれており、軒先から順に設置していきます。
こうすることで、頂上から段々覆いかぶさっている形に仕上がり、雨水が流れ落ちやすくなります。
ばらばらに行うのではなく、1面ずつ丁寧に完成させていきます。

こちらの屋根材「ディプロマットスター」は、微細な粒子で装飾されており、美しいことで人気です。
日本で古くから使われている着色法で、高温でガラスの粒に色を封じ込めているため、一般的な金属屋根材より耐久性に優れています。
「ディプロマットスター」「エコグラーニ」の株式会社ディートレーディング髙木強社長インタビュー
棟板金の取り付け


1枚目の写真は、3つの板金が繋ぎ合わさる地点で、強風などで浮かないように強度をつけるため非常に重要です。
ビスだけでなく、繋ぎ目にはシーリング(接着剤のような役割)を打って、密着させます。
雨水を繋ぎ目から浸みこませないためにも、シーリングがメンテナンスされているかはとても大切です。
完工
下屋根の仕上がり

壁と接する辺はシーリングでぴっちりと埋めて、雨水の入る余地を無くしています。


折れ曲がりのある辺も、完璧に沿うよう板金を裁断して取り付けています。
大屋根の仕上がり


こちらは仕上がり後の大屋根です。
色・質感と見た目の美しさもさることながら、軽量で耐震性に優れ、30年の保証期間が設けられています。
担当者のコメント
屋根のカバー工法は葺き替えよりも費用が抑えられることから、ご依頼の多い工事です。
屋根が新しくなると、雨漏りなど問題が解決されることは当然として、新鮮なお気持ちで日々をスタートしていただけることと存じます。
山田工芸では、目につかないような細部まで、誰にも負けない品質を志しております。
工事に興味があるが、不安で踏み出せないという方もぜひ一度、ご相談いただければ幸いです。
工事の概要
現場住所 | 東京都小平市 |
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施工内容 | カバー工法 |
施工箇所詳細 | 大屋根・下屋根 |
施工期間 | 1日 |
使用屋根材1 | ディプロマットスター |