横浜市栄区にて屋根修理(瓦棒から立平葺きに葺き替え)
2018/04/23
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
瓦棒屋根の葺き替えをして欲しいと、ホームページからお問い合わせを頂きました。
前回(約15年前)は瓦棒から瓦棒に葺き替えを行ったようで、今回は「立平葺き」にご興味があったようです。
瓦棒と立平葺きの大きな違いは、木材使用の有無です。立平葺きは木材を使わないため、雨水が侵入しても腐食が起きません。瓦棒は下地に木材が含まれるため、どうしても長年経つと下地に腐食が生じて脆くなります。立平葺きだとそのリスクがない上に、近年の金属屋根の主流はガルバリウムのため耐久性も強いです。
そのような話をお客様と話し合い、今回は瓦棒から立平葺きに葺き替えとなりました。
施工の様子
施工前
既存の瓦棒の状態です。錆がいたるところで発生しており、錆穴ができてしまっている箇所も見受けられました。
錆穴は雨漏りの原因にもなりますので、葺き替えが必要です。
まずは、既存の屋根を撤去して下地からやり直していきます。
下地のコンパネ貼り
既存の金属屋根の撤去後、野地板から張り付けていきます。
屋根を支える土台部分です。
防水シート貼り(ルーフィング)
屋根の防水シートはその名の通り雨漏りを防ぐ目的があります。
実は屋根だけではすべての雨を防ぐことはできません。屋根を通過した雨水はこの防水シートにより外に逃がします。
ガルバリウム屋根葺き
昨今の立平葺きの金属屋根はガルバリウム製を使用します。
実はそもそも立平葺きや瓦棒も屋根は倉庫や工場の屋根に使用される工法、屋根材でした。
しかし近年はガルバリウム屋根の有用性が認識され、戸建て住宅でもスーパーガルテクトや横暖ルーフなど、金属屋根が最も人気です。その背景などから、ガルバリウム屋根の立平葺きも戸建て住宅での選択肢になりました。
また立平葺きのメリットは、一枚の屋根で棟から端まで葺きます。そのため屋根材と屋根材の間から雨漏りが発生しにくいことも挙げられます。デメリットとしては、日本瓦などと比べると遮音性(雨音)が弱い点が挙げられます。
今回もお客様とそのあたりのお話はしっかりさせて頂き、最終的にこの施工内容になっています。屋根リフォームの際はしっかりと業者と相談することが大切です。
▷参考サイト:ガルバリウム鋼板ってどんな屋根材?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
完工
そして完工です。破風板金もガルバリウムで仕上げています。
屋根工事後に期待できる効果
まず雨漏りのリスクはしっかりと軽減されています。
また前回の瓦棒から耐用年数も向上しており、瓦棒は(10〜15年)、ガルバリウムの立平葺きは(20年以上)と長期的な維持が可能です。
更に下地に木材がないため、腐食が起きにくい環境下であると言えます。
お客様への御礼
この度は「山田工芸」にご依頼いただき誠にありがとうございます。
今後のライフプラン、ご家族皆様の今後の意向などしっかりお伝え頂きありがとうございました。
またこちらの話もしっかり聞いてくださりありがとうございました。
屋根修理はお客様のライフプランにより大きく提案内容が異なりますので、そういったお言葉非常に助かります。
今回ご満足いただけたようで感謝しております。外壁塗装の際も是非お声がけください。
工事の概要
現場住所 | 横浜市栄区 |
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施工内容 | 屋根の葺き替え |
施工箇所詳細 | 瓦棒屋根から立平葺きに葺き替え工事 |
施工期間 | 1週間程度 |
使用屋根材1 | ガルバリウム鋼板 |