横浜市鶴見区にて屋根修理〈スレート屋根からディプロマットスターにカバー工法〉
2023/07/28
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
横浜市鶴見区にて屋根修理(スレート屋根からディプロマットスターにカバー工法)のご依頼を頂きました。
築27年の戸建て住宅です。お客様からのご相談内容としては、12年前に屋根塗装と外壁塗装を行い次のメンテナンス時期だと思い、両方できる弊社にお問い合わせを頂きました。また、屋根の端部分が少しめくれているように見えたそうで、「次の屋根のメンテナンスはカバー工法が必要?」と感じ、屋根修理と外壁塗装を両方できる弊社にお問い合わせを頂きました。
現地調査を行わせて頂いたところ、お客様の仰る通り経年劣化が見受けられました。ご提案内容としましては、お客様は耐久性が強く、次のメンテナンスまでの期間が長くなることをご希望とのことでしたので、新しい屋根材にディプロマットスターをご提案させて頂きました。また、「少しでもコストを抑えたい」との事でしたので、葺き替えではなくカバー工法にてご対応させて頂きました。
屋根修理(カバー工法)施工前
今回はスレート屋根からディプロマットスターへのカバー工法です。
築27年の戸建て住宅で、12年前に一度屋根塗装を行っている状態でした。
現地調査を行わせて頂いたところ、今回は屋根塗装ではなく、カバー工法にて対応させて頂く必要がありました。
施工中
ルーフィング貼り付け
棟板金とその他役物の撤去を行い、既存のスレート屋根からルーフィングを貼り付けます。
ルーフィングには二次防水の役割があり、雨漏りや屋根の劣化を防ぐのにかかせません。
使用した材料は田島の「PカラーEX+」(ARK-04s適合品)です。
「PカラーEX+」は、「改質アスファルトルーフィング」という種類の防水シートです。
一般的にルーフィングと言われるものは、「アスファルトルーフィング」の事です。
「改質アスファルトルーフィング」は、通常の「アスファルトルーフィング」にポリマーや天然アスファルトを加えることで、耐流動性・耐摩耗性・耐剥離性・付着性・たわみ追従性などを「アスファルトルーフィング」より向上させた優れた防水シートです。
ディプロマットスター葺き
ルーフィングの上から屋根材(ディプロマットスター)を葺いていきます。
今回、お客様からは「次のメンテナンスまでの期間を長くして欲しい」とのご要望もありましたのでディプロマットスターはメーカー保証も30年付いているので、ご安心頂けたのではないかと思います。
また、ディプロマットスターは4色展開されています。今回は「エバーグリン」を採用して頂きました。
貫板の取り付け
屋根材を葺き終わった後は、貫板の取り付けにかかります。
今回は、樹脂製の「エコランバー」を貫板に使用しました。
従来の貫板には木製のものが多く使用されていましたが、雨水による腐食が起こるという欠点がありました。
そこで昨今では、木製から樹脂製のタフモック(プラスチック木材)と呼ばれる貫板が人気を集めています。
樹脂製であるため、雨水による腐食の心配がなく、耐久性に優れていることが理由です。
大屋根完工
板金カバーを取り付けて大屋根は完成です。
上の写真の通り、ディプロマットスターは、意匠性が高いことも特徴です。
表面を自然石粒でコーティングしており、石の粒は単色ではなく微妙にトーンの違う粒が混ぜてあるため、深みのある高級感で屋根を彩ります。
続いて下屋根の施工です。大屋根同様、スレート屋根からディプロマットスターにカバー工法を行いました。
下屋根の施工前
下屋根は大屋根と違い屋根の形、大きさも様々です。
ルーフィングや屋根材を下屋根の形に沿ってカットする必要があり、下屋根の施工を丁寧におこなわいと雨漏りの原因になる場合もあります。
下屋根のルーフィング取り付け
下屋根の形に沿ってルーフィングをカットしていき、丁寧に貼り付けていきます。
下屋根のディプロマットスター葺き
ルーフィングと同様に屋根材(ディプロマットスター)をカットし、葺いていきます。
貫板・板金カバー取り付け
下屋根にも貫板と板金カバーを取り付けていきます。貫板には大屋根同様、樹脂製の「エコランバー」を使用します。貫板は板金カバーで覆われているのですが、板金カバーのつなぎ目や釘穴などの僅かな隙間から雨水が入り込むことで、徐々に腐食していきます。貫板が劣化してしまうと板金カバーの釘やビスが抜けて固定する力が弱くなり、強風で板金カバーが剥がれたり、飛散してしまう危険性があります。
木製の貫板を使用した場合、このような問題が存在するのですが、今回の施工では樹脂製の貫板を使用することで、雨水による貫板の腐食、劣化の心配がなくなります。
下屋根完工
大屋根・下屋根完工後外観
工事後に得られる効果
今回の屋根修理はスレート屋根からディプロマットスター屋根へのカバー工法の依頼でした。
ディプロマットスターの特徴として費用対効果が良い点が挙げられます。
ディプロマットスターは、スレート屋根のメンテナスに必要な屋根塗装の必要がない事と、屋根材の一部分だけを取り外すことが可能なので、ランニングコストの観点から見ても、コストが安い屋根材です。
お客様の「次のメンテナンスまでの期間を長くしたい」「少しでもコストを抑えたい」というご要望に沿えたのではないかと思います。
山田工芸では、お客さまのご希望にお答えできる内容をご提案したく思っております。
横浜市で屋根修理・外壁塗装・雨漏り修理をご検討の際は、是非、山田工芸にお任せください!
工事の概要
現場住所 | 横浜市鶴見区 |
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施工内容 | スレート屋根からディプロマットスター屋根にカバー工法 |
施工箇所詳細 | 屋根・下屋根 |
施工期間 | 約1週間 |
使用屋根材1 | ディプロマットスター |