横浜市青葉区にて屋根葺き替え工事 〜下屋根下地入替・ルーフィング張り〜
2021/06/07
先日より横浜市青葉区にて、屋根葺き替え工事に着工しております。
本日よりそちらの現場の様子をお送りしていきます。
まずは施工前の様子です。
今回、既存の屋根に使われていた屋根材はコロニアルになります。
コロニアルは、ケイミュー株式会社が販売している「スレート屋根」の商品名です。
住宅用の屋根材としてこのコロニアルは非常に普及率が高く、認知度が高いため本来の「スレート屋根」ではなく「コロニアル」と商品名で呼ばれることが多い屋根材です。
スレート屋根はセメントと繊維質を混ぜて作られた屋根材で、耐用年数は20年以上あります。
価格も他の屋根材と比較しても安価なため、コロニアルはコストパフォーマンスが良い屋根材であり、それもまた普及率が高い一因です。
コロニアルは上述の通り安価というだけでなく、デザインが豊富、軽量、施工性が高い(我々屋根職人にとって施工がしやすい)と様々なメリットがある屋根材です。
一方で、汚れやすくヒビ割れが起こりやすいというデメリットもあります。
また、屋根は紫外線や雨風の影響を受けやすい場所のため、コロニアル屋根の表面の塗膜が劣化すると、屋根材自体の色褪せが起こりやすいです。
今回ご依頼いただいた屋根も、写真でお分かりのように色褪せが進んでいました。
色褪せ自体はすぐに屋根材自体の劣化に繋がる訳ではありませんが、放置しておくと雨漏りや屋根の腐食の原因となります。
さらに、他の屋根材に比べると割れやすいという特性があり、台風など強風時に飛来物によって割れや剥がれが起こったという事例はこのコロニアル屋根が多いです。
コロニアルはコストパフォーマンスの良い屋根材ですが、そのパフォーマンスを最大限発揮するためには、定期的な点検・診断が重要となります。
お住まいの屋根がコロニアルで、色褪せが進んでいたり割れや剥がれが見つかった際には、是非とも山田工芸にお声がけください。
本来であれば大屋根から施工を進めますが、翌日の天気が雨とのことなので、今回は下屋根から作業を進めていきます。
まずは既存のコロニアルを剥がしていきます。
次に、新しい屋根下地を入れていきます。
続いて、屋根下地の上にルーフィングを張っていきます。
本日の作業はここまでとなります。
屋根工事は屋外工事、さらに作業途中で雨が降った際には建物内部へ被害が及んでしまう箇所です。
そのため、屋根工事はどんな作業であっても天候との戦いとなります。
山田工芸では、天候もしっかりと把握しながら、臨機応変に丁寧・確実な作業を進めていきます。
引き続き、現場の様子をお送りいたします。